雛まつり茶事ご報告
3/26(日) 5名のお客様と雛まつり茶事を行いました。稽古茶事なので、生徒さまお二方に『続きお薄のお点前』と『炭手前』をお願いしました。
お点前を披露してくださった生徒さま、本当にありがとうございました!
お陰様で素晴らしいお茶事となりました。
お点前担当の生徒さまは
『よし庵の名にかけて頑張ります💪』
と前日までお稽古に励んでくださいました。
炭手前担当の生徒さまも、毎日私どもの動画をご覧になり、手を動かしてくださっていたのこと。
そのお気持ちがとても嬉しく私の心に響きました。
そして迎えた当日🌸
日頃の練習が結実した美しいお点前であったと宗嘉先生から伺っております🍵
炭手前もお羽が流れるような美しい手捌きであったとのこと🪶
(工藤は半東のため水屋仕事をしておりました)
お客様のお作法も見事でいらして、茶室の空間が清々しい気で満たされていました。
茶事には独特の緊張感があります。
お稽古で常にお顔を合わせている間柄でも、茶事の場がお教室でも、いつもとは異なる空気が流れていました。
亭主役の真剣に茶道と向き合ってくださるそのお姿に、誰もが心を動かされました。
日々のお稽古の真髄は、この心持ちの中にあるのかなと思いました。
●小隠は陵薮に隠れ 大隠は朝市に隠る
しょういんはりょうそうにかくれ
だいいんはちょうしにかくる
中途半端な者は、山野に隠れ住んで悟りを開こうとするが、本物は市中で超然と暮らしているものだ。
いつも会う人
いつも通う場所
いつも手にするお道具たち
『いつも』の中の特別なひと時。
これが本当の創造性なのかも知れないと気付いたのでした。
宗嘉先生の茶懐石料理も、心を満たす素晴らしいお膳でございました。
平安期のお茶と和菓子を一緒に味わいました。